少しでも楽に内視鏡を受けていただくために、下記のようなさまざまな備えや工夫を取り入れています。
内視鏡検査は胃・大腸ともに医師の経験によって、精度・検査時間・検査時の苦痛の程度が変わってしまいます。当院では、熟練した経験豊富な内視鏡専門医(院長自身)が施行いたします。
OLYMPUSの最新内視鏡システムEVIS-X1を導入しております。
画質が飛躍的に向上し、より的確な診断が可能になったことはもちろん、スコープに柔らかい素材を採用しており、挿入時の鼻やのどへの負担の軽減を図っています。
検査に対する恐怖感・不安感が強い方や、前回の検査でつらい思いをされた方などは鎮静剤の使用をお勧めします。緊張感が和らぎ、リラックスしている状態での検査が可能です。
検査終了後は、内視鏡専用のリカバリールームで1時間程度休んでいただきます。
また鎮静剤使用の際、車やバイクでのご来院は絶対にお止めください。
大腸カメラのあと「おなかが張って苦しい」という経験をされた方は少なからずいらっしゃると思います。これまで空気で腸を膨らませて観察していましたが、空気よりも約200倍吸収の早い炭酸ガスを使用することで検査後の腹満感が軽減します。
検査前には医師・看護師などから検査前後の流れを説明いたしますが、疑問や不安があれば少しでも取り除くよう心がけています。どのような病状で何のために検査を受けていただくか、不安があればそれは病気に対するものか、検査に対する不安なのか、聞き逃していることはないか・・・など検査前には少しでも安心して受けていただくためにお話を聞かせていただき、思いを共有した状態で検査に臨むように努めています。内視鏡機器の性能や医師の技術も重要ですが、傾聴し丁寧に説明することが一番大事だと考えています。
日本消化器内視鏡学会の内視鏡洗浄・消毒に関するガイドラインに基づき、高水準消毒薬である「過酢酸」を採用した富士フィルム社の内視鏡洗浄消毒システムENDOSTREAM(ESR-100)を設置しており、ウイルスや細菌に対して万全の感染予防対策を講じています。
検査中は、血圧・脈拍・SpO2(血中酸素飽和度)を定期的に自動測定し、呼吸状態・循環機能状態を常に把握することにより,安全な検査を提供できるよう努めております。